齋藤洋一イラストレーション

泥洹(ないおん)からこんにちは

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泥洹(ないおん)からこんにちは

オリジナルイラストで、実験作品です。

一見物騒な絵に見えますが、
線画とグラフィックデザインを合体させたら
どんな作品ができるのか?という好奇心で作りました。
グロさとか、そういったおどろおどろしさは狙っていません。

執着を捨てる、といった感じを狙っています。
本作品にキャッチコピーを付けるなら
「人間は、人間の皮を被った人間である」といった感じでしょうか。

タイトルも、仏教用語から拝借しています。
悟りの境地に達する、とは言い過ぎですが
執着を捨てる、というのは並大抵では
出来ない(と個人的に思う)事をする想いを込めました。
また、ちょっとくだけた堅すぎない雰囲気にまとめています。

作品が出来上がってみると「ああ、こういう感じか〜」という感想です。

オリジナル作品ですが、他の誰かが似たような
デザインをやっていてもおかしくない印象がありますね。

ちなみに線画は筆ペンで描いてみたのですが
思った以上にコントロールが効きませんでした。
ただ、なんとなく「前身あるのみ」の姿勢でやり直しせず
ミリペンで陰影を付けて無理やり完成させてみました。

菱形模様のグラフィックはイラストレーターで簡単に作れます。
ただ、顔右半分だけ表示させるにはレイヤーをどう処理すればいいか
そこに結構時間がかかってしまいました。
私がグラフィックデザインを苦手とする点のひとつです。

苦手ではありますが、イラストレーターは好きなので
これからも要所要所でグラフィックは取り入れたいです。

題名:泥洹(ないおん)からこんにちは / Hello from Nirvana
テーマ:執着からの脱却、デジタルとアナログの融合、素顔
制作年:2017年
素材:illustrator,photoshop,ミリペン、筆ペン


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