edo rock
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友人からiPhone用の壁紙を描いてほしいと要望を受けて制作しました。
総制作期間4ヶ月、心が折れかけた回数3回。
2012年の12月頃から取り組み始め、ちょうど同時期に発売された美術家
山口晃先生の画集を読んで影響を受けてこんな画風になってます。
下書きだけで1ヶ月、結局、2013年の4月に完成しました。
下書きまでは良かったものの、着色をデジタルで行ったところ、
体中、とくに腰を悪くしてしまい一時期中断していました。
製作中はとにかく「キツい…」と常に戦っていました。細かく描き過ぎたのです。
元々着色作業が好きではないぼくにとってこの着色作業は本当につらかった…。
「そんなに愚痴をこぼすならやめたらどうだ」と思うかもしれませんが、
キツいを積み重ねて制作すると、ふっと振り返った時
「俺こんなに積み重ねて来たのか」と自画自賛にも似た
快感を得られる事があるのです。この絵もその類です。
この絵は僕のイラストの中でも大きな分岐点のように思える作品になりました。
明らかにこれ以前と以降では絵に対する考え方が変わりました。
今後における重要な経験になりました。
こんな経験をさせてくれた友人に感謝です。
この絵を描かせてくれて、更にすごい長い時間待ってくださり、
ありがとうございました。
題名:edo rock
テーマ:外人がイメージする日本の世界のロックフェス。
制作:2013年
サイズ:297 mm × 210 mm
素材:ケント紙、シャープペンシル、ミリペン、Photoshop